【筋トレ&ストレッチ】明大前パーソナルトレーナー佐藤公治 

ボディメイク・ダイエット・腰痛肩こり予防など。世田谷区「ティップネス明大前」&24時間ジム パーソナルトレーナー佐藤公治のブログ

【ハムストリングス・大殿筋(太もも裏・ヒップ)の筋トレ】ルーマニアンデッドリフト

ルーマニアデッドリフトは、股関節(太ももの付け根)から上体を前・後屈することにで、主にハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)や大殿筋(ヒップ表面)を鍛えることができます。

 

ルーマニアデッドリフトのやり方

・床に置いたバーベルの下に足を置き、ヒザを曲げてバーベルを順手で握ります。

・足を腰幅程度に開き、息を吸って体幹に力を入れ、吐きながらバーベルを脚に沿わせるようにして直立します。

・胸を張って背筋を伸ばし、軽くヒザを曲げ、息を吸って上体を前に倒していきます。

・殿筋(ヒップ)を後方に突き出すようにして、バーベルを脚に沿わせながらヒザか余裕があればさらに下へ(背中が丸くなるようであれば、その手前まで)ゆっくりと下ろしていきます。

ハムストリングス(太ももの裏側)にストレッチが得られたら、息を吐いて背筋を伸ばしたまま、殿筋(ヒップ、骨盤)を前に押し出して、上体を起こしていきます。

・完全に直立する(ハムストリングスの緊張が抜ける)手前まで起こしたら、息を吸って、繰り返します。

 

ルーマニアデッドリフトで鍛えられる筋肉

股関節を伸展する(太ももの付け根を伸ばす)ことで、ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)と大殿筋(ヒップ表面)が鍛えられます。

動作の最下部で上体を起こすときにまず大殿筋がもっとも力を発揮し、上体が上がるにしたがってハムストリングスの働きがより大きくなっていきます。

また、肩甲骨を内転・脊柱を伸展する(両肩を背中側へ寄せ、背筋を伸ばした姿勢を維持する)ことで、僧帽筋中部(背中の上部、肩甲骨の周辺)と脊柱起立筋(背骨の周辺、とくに腰の周り)なども動作を安定させるのに働きます。

 

ルーマニアデッドリフトの効果

ボディメイクでは、主にハムストリングスと大殿筋を強化し、後ろから見たときの下半身の筋肉を鮮明に見せる効果があります。

また、直立や歩行時に必要な(とくに背面の)筋肉が鍛えられ、姿勢を良くし、適切に行えば腰痛などを予防する効果も期待できます。

スポーツでは体幹を安定させて起こす動作、ジャンプ・ランニング・ダッシュ、また水泳の平泳ぎや格闘技で後ろに蹴り出す、床からバーベルや荷物を持ち上げる際などに役立ちます。

 

まとめ

ルーマニアデッドリフトは、股関節(太ももの付け根)から上体を前に倒し後方へ起こすことで、主にハムストリングス(太ももの裏側)と大殿筋(ヒップ)、また補助的に脊柱起立筋(背中、とくに腰の周り)などを鍛えることができます。

ルーマニアデッドリフトでは股関節を中心に、上半身がてこのようになってウェイトを上げ下げするようになります。動作中、ヒザは(腰を痛めない程度に)わずかに曲げた姿勢を維持するようにします。

(通常の⦅ヒザを曲げ伸ばしする⦆デッドリフトでは、大腿四頭筋⦅太ももの表側⦆の働きも加わります。

ルーマニアデッドリフトは、ヒザを軽く曲げた状態を維持して行うので、扱う重量は軽くなりますが、ハムストリングスに負荷を集中することができます。

また、類似した種目に⦅ヒザを完全に伸ばした⦆スティッフレッグドデッドリフトがありますが、動作中バーベルが脚から離れ背中が丸くなるので、腰への負担が大きくなります)

・動作中、肩は背中側へ引いて、背筋を伸ばした姿勢を維持して行うようにします。

ルーマニアデッドリフトハムストリングスと大殿筋のエクササイズですが、動作を安定させるのに脊柱起立筋(背骨の周辺、とくに腰周り)や僧帽筋中部(背中の上部、肩甲骨の周辺)など背面の筋肉も補助的に強化されます。

・上体を倒す範囲は背筋を伸ばした状態が維持できるまで、腰や肩が前に丸まってくるようなら、その手前でストップするようにします。

レーニング後、ハムストリングスのストレッチも加えると、柔軟性の向上と疲労回復の効果が期待できます。

 

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。