こんにちは、パーソナルトレーナーの佐藤公治です。
カール(ヒジ関節を曲げるエクササイズ)では、主に上腕二頭筋(力こぶの筋肉)が鍛えられますが、その他にも上腕筋(二頭筋の深層)や腕橈骨筋(ヒジの外側から前腕の筋肉)も働いています。
カールのスタート時(ヒジを伸ばしたところ~30度付近)では、腕橈骨筋がもっとも働きます。
中間の段階(30~100度付近)では上腕筋が、中間~ヒジを曲げ切る手前(100~135度付近)では上腕二頭筋がもっとも働くようになります。
ウォーミングアップやシェイプアップが目的の場合は、軽めのウェイトで全可動域の動作で行うのが効果的です。
腕(上腕二頭筋)を太くしたい場合は、(可動域はやや狭くなりますが)ヒジを少し曲げたポジションからスタートすると、動作全体を通して二頭筋のテンション(緊張状態)を維持して鍛えることができます。
応用として、それぞれの筋肉を重点的に刺激する「21レップ法」というやり方もあります。
これはロニー・コールマン(1998~2005年ミスターオリンピア:ボディビルチャンピオン)も行っていたテクニックで、まず動作の下半分の可動域(主に腕橈骨筋と上腕筋)でカールを7回。
次に、上半分の可動域(主に上腕二頭筋)で7回。
最後に、全可動域(3つの筋肉全て)で7回行うというもの。
腕橈骨筋・上腕筋・上腕二頭筋をそれぞれ疲労に追い込む、高強度のテクニックです。
(↓上半分&全可動域でカールを行うロニー・コールマン。後半に若き日のシュワルツェネッガーも出てきます)
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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