【筋トレ&ストレッチ】明大前パーソナルトレーナー佐藤公治 

中高年からの健康・体力づくりに筋トレ&ストレッチ!世田谷区「ティップネス明大前」&24時間ジム パーソナルトレーナー佐藤公治のブログ

【上腕二頭筋(力こぶ)の筋トレ】インクラインダンベルカール

シーテッドカールはベンチに座って行うことで反動が抑えられ、さらにインクライン(背もたれを後ろに倒した)ベンチだと上腕二頭筋(力こぶの筋肉)をストレッチして鍛えることができます。

 

インクラインカールのやり方

・最初は、ベンチの端に上半身をまっすぐにして座ります。

・両手にダンベルを持ち、手のひらを上に向けます。

・息を吸って体幹に力を入れ、吐きながらヒジを曲げて、ダンベルを持ち上げていきます。

・ヒジは体側につけたまま、ヒジが完全に曲がったところで一瞬静止して、力こぶを引き締めるようにして力を入れます。

・息を吸いながらゆっくりとダンベルを下ろし、繰り返します。

・スタート時に手のひらを体側に向け、前腕が床と水平に近づいたところで回外する(手のひらを上に向けていく)と、上腕二頭筋の働きを大きくすることができます。

・慣れてきたら背もたれを70~45度くらいにセットしたインクラインベンチで行うと反動が抑えられ、二頭筋の長頭(外側)をよりストレッチして行うことができます。

 

インクラインダンベルカールで鍛えられる筋肉

 

ヒジを屈曲する(曲げる)ことで、主に上腕二頭筋(上腕の表側、力こぶの筋肉)と上腕筋(二頭筋の奥)が鍛えられます。

補助的に、前腕部の腕橈骨筋(外側)と円内回筋(腕橈骨筋の奥)もスタート時と動作を安定させるのに働きます。

 

インクラインダンベルカールの効果

上腕二頭筋やそれに関連するヒジを曲げる筋肉が発達すると、ボディビルなどで力こぶを強調して見せることができます。

また、上腕三頭筋(上腕の裏側、二の腕の筋肉)や三角筋(肩)・広背筋(背中)などとあわせて鍛えていると、ヒジや肩周辺のコリやケガの予防効果が期待できます。

スポーツでは懸垂やクライミング・ゴルフやラケットスポーツのバックスィング・格闘技などで相手をつかみ引く動作、日常でも荷物を胸の前に抱える際などに役立ちます。

 

まとめ

インクラインダンベルカールでは、ヒジの関節を屈曲する(曲げる)ことで、主に上腕二頭筋(力こぶ)と上腕筋(二頭筋の奥)を鍛えることができます。

・座って行うことで反動が抑えられ、また背もたれを後ろに倒したインクラインベンチで行うと、腕を下ろした際により上腕二頭筋をストレッチして行うことができます。

(背もたれを後ろに倒したインクラインベンチを利用すると、とくに長頭のほうがよくストレッチされます。長頭が発達すると、力こぶの盛り上がりをつくるのに役立ちます)

・コントロールして上げ下ろしができるよう、ダンベルは中程度の重さで。腕を下ろしてヒジを固定すると肩の働きを抑えられます。

・ヒジを曲げ、前腕が床と水平になる付近で回外する(手に平を上に向けていく)と、上腕二頭筋に2段階で負荷をかけることができます。

・重いダンベルを使う場合は、スタート時に少しヒジを曲げておくと早い段階から前腕の回外が始められ、二頭筋に負荷を集中することができます。

・肩の柔軟性が高い場合は、ベンチの背もたれをさらに後方へ倒すと、上腕二頭筋の上部をよりストレッチして動作を行うことができます。

 

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。