フレンチプレスは、腕を頭上に挙げてヒジを伸ばすことで、上腕三頭筋（上腕の裏側、二の腕の筋肉）を鍛えることができます。
フレンチプレスのやり方
・ダンベルを持って、上体をまっすぐに起こし、足をしっかりと床につけます。
（最初は、両手でダンベルのふちを持つと行いやすくなります。また、立ってヒザを軽く曲げておくと全身に力が入りやすく、体幹部も安定します。
慣れてきたら、ベンチに座って行うと脚の反動を抑え、腕に負荷を集中することができます。
また片腕ずつ行うと、動作の範囲をやや広げて行うことができます）
・息を吐いてヒジを伸ばし、ダンベルを頭上へ構えます。
・息を吸いながらヒジを曲げていき、ダンベルをゆっくりと頭の後ろへ下ろしていきます。ヒジは天井へ向け、上腕の裏側がストレッチされるようにします。
・息を吐いてヒジを伸ばし、一瞬静止して軽く上腕の裏側を引き締め、繰り返します。
フレンチプレスで鍛えられる筋肉
ヒジの関節を伸展する（伸ばす）ことで、主に上腕三頭筋（上腕の裏側、二の腕の筋肉）を鍛えることができます。
上腕三頭筋は３つの筋頭（外側頭・内側頭・長頭）で構成され、フレンチプレスでは腕を頭上に挙げることで、とくに長頭（外側の外側頭と、内側の内側頭の間にある、もっとも大きな筋頭）をストレッチして鍛えることができます。
また、ヒジを伸ばした際に肘頭（ヒジ付近の小さな筋肉）が、動作を安定させるのに補助的に働きます。
フレンチプレスの効果
ボディメイクでは、日常で使われることが少ない上腕の裏側を鍛えることで、二の腕の引き締めの効果が得られます。
また筋力がついてきたら、重いダンベルを使って腕を太くすることもできます。（発達すると、馬のひづめのような形の筋肉が観られるようになります）
スポーツでは体操で体を支える・ヒジを伸ばしてボールを投げる・ラケットを振る・格闘技で押したり突いたりするなどの動作に役立ちます。
まとめ
・フレンチプレスは、腕を頭上に挙げてヒジを伸ばすことで、主に上腕三頭筋（上腕の裏側、二の腕の筋肉）を鍛えることができます。
・フレンチプレスは、ダンベル・バーベル・ケーブル（ワイヤーを引くマシン）など、さまざまな器具で行うことができます。
最初はダンベルで、両手で持って行うとやりやすくなります。
・動作中は背筋を伸ばし、腰を丸めないようにして行います。
最初は立って行うと全身に力が入って、体幹部も安定させやすくなります。
慣れてきたらベンチなどに座って行うと下半身の反動が抑えられ、腕に負荷を集中することができます。
・ダンベルの場合、片手ずつ行うこともできます。挙げたときに前腕を回内させる（ヒジを伸ばした際、手のひらを前方へ向けるようにひねる）と、上腕三頭筋をより引き締めて鍛えることができます。
