▲股関節を屈曲する(ヒザを胸のほうへ近づけて、腰・ヒップを伸ばす)大殿筋のストレッチの例
骨盤の前傾・後傾とは
腰が痛くなる原因のひとつとして、姿勢の崩れによる骨盤の前傾・後傾(骨盤が前または後ろに傾くこと)が挙げられていまます。
前傾は、お腹が出て腰が反った状態になり、大腿四頭筋(太ももの表側)や腸腰筋(太ももの付け根)が硬くなってきます。
後傾はパソコンや家事などにより、背中・腰が丸くなった状態になり、ハムストリングス(太ももの裏側)や殿筋(ヒップ)が硬くなってきます。
腰痛を予防するストレッチの例
ケガや病気が確認されず、筋力・柔軟性の低下により骨格のアンバランスが起きている場合は、硬くなった部位を伸ばし、弱くなった筋肉を鍛えることで緩和・予防の効果も期待できます。
(痛みの原因にケガや病気が疑われる場合は、専門の診断・治療が必要になります)
▼股関節を伸展する(脚を後方へ引いて、太ももの付け根を伸ばす)腸腰筋のストレッチの例
▼股関節を内転する(脚を内側へ閉じて、ヒップ側面を伸ばす)中殿筋のストレッチの例
ストレッチのやり方と効果
静的なストレッチは、筋トレの後など体が温まった後に行うと、筋肉などの組織が伸びやすくなります。
最初は各部位を20~30秒、横になって体幹を安定させて行うとリラックスしやすく、呼吸や神経系も整えることができます。
柔軟性が養われてくると関節の可動域も広がって、日常動作や筋トレもよりスムーズに行うことができます。
▼腰痛・肩こり予防などストレッチで期待される効果はこちら
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