筋トレとストレッチでは、筋トレが先で(15~30秒程度、ゆっくりと筋肉を伸ばす)静的なストレッチは後に行うのが一般的です。
昔は準備運動としてストレッチが取り入れられることが多かったですが、その後の研究などでストレッチで筋肉を伸ばした直後は一時的に筋力が落ちやすくなるので、近年では筋トレを行った後、ストレッチを取り入れることが推奨されています。
(また体が温まった後のほうが筋肉も伸びやすく、呼吸や神経系も落ち着いて、クールダウンの効果も得られます)
ただし、ケガ後のリハビリテーションや久し振りに運動を再開するときは、まずストレッチから行ったほうが効果的な場合もあります。
とくに最近では(パソコンやスマホなどの影響もあって)肩周りが硬くなっている方も多くいらっしゃるので、肩関節や肩甲骨の周辺の筋肉をストレッチすることで柔軟性が養われ、関節の可動域も改善されてきます。
(血流も促されて、疲労回復やコリ・痛みを予防するなどの効果も期待できます)
凝り固まった筋肉が伸ばされると姿勢も良くなり、日常の動作も行いやすくなってきます。
そうして筋トレでは、ごく軽めの重さから全可動域の動作でウォーミングアップのセットを行い、徐々に重さを上げていくと筋力・筋肉がついて体型改善や引き締め、またアンチエイジングなどの健康効果も得られることが見込めます。
一般的なガイドラインをもとに、個々の体調に応じたプログラムを行い、体力がつくにしたがって徐々にレベルを上げていくと、無理なく体づくりの成果を上げていくことができます。
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