【筋トレ&ストレッチ】明大前パーソナルトレーナー佐藤公治 

中高年からの健康・体力づくりに筋トレ&ストレッチ!世田谷区「ティップネス明大前」&24時間ジム パーソナルトレーナー佐藤公治のブログ

【上腕三頭筋(二の腕)の筋トレ】トライセプスプレスダウン

トライセプスダウンは、ケーブル(ワイヤーを引くマシン)を使ってヒジを伸ばすことで、上腕三頭筋(上腕の裏側、二の腕の筋肉)を鍛えることができます。

 

トライセプスプレスダウンのやり方

・ケーブルマシンの上部に滑車をセットし、ハンドルを取り付けます。(各種のハンドルを利用して行えますが、最初はEZバーやV字バーなどカーブのついたハンドルが手首の負担を軽減でき、力も入れやすくなります)

・マシンの前に立って、順手で肩幅くらいの手幅でハンドルを握ります。

・息を吸って体幹に力を入れ、背筋を伸ばして上体を少し(10~15度程度)前に倒し、ヒジをやや体の前に出して、手が肩の高さにくるよう構えます。

・ヒジ(上腕)を固定して、息を吐いてヒジを伸ばし、ハンドルが太ももの前面にくるよう押し下げていきます。

・ヒジを伸ばしたところで一瞬静止し、上腕三頭筋(上腕の裏側、二の腕)を引き締めるようにして力を入れます。

・息を吸ってゆっくりとヒジを曲げていき、前腕が床と平行よりやや上向きになるところまで戻して、繰り返します。

 

トライセプスプレスダウンで鍛えられる筋肉

 

 

ヒジの関節を伸展する(伸ばす)ことで、上腕三頭筋を鍛えることができます。

上腕三頭筋は上腕の裏側の筋肉で、外側の外側頭・内側の内側頭・肩甲骨からヒジの下まで伸びる長頭の3つの筋頭で構成されています。

長頭が(わきを閉めるようにして)腕を内転させ、肩関節を安定させながら伸展し(腕を後ろに引いて)、外側頭と内側頭が長頭とともにヒジの関節を伸展して(伸ばして)いきます。

 

トライセプスプレスダウンの効果

日常で使われることが少ない上腕三頭筋を鍛えることで、二の腕の引き締めが行えます。

また、筋力がついて高重量を扱うようになると腕を太くし、発達すると3つの筋頭が外観で見えるようになってきます。

スポーツでは体操で体を支えたり、腕を押し出したりヒジを伸ばす動作、ボールをパスする・投げる、格闘技のパンチや押す動作、またベンチプレスや頭上に物を持ち上げる際の補助などに役立ちます。

 

まとめ

・トライセプスプレスダウンは、ケーブル(ワイヤーを引くマシン)でヒジを伸ばすことで、上腕三頭筋(上腕の裏側、二の腕の筋肉)を鍛えることができます。

・上体をやや前傾させ、ヒジを体の少し前に出して行うと、三頭筋の中でもっとも大きな長頭をよりストレッチして行うことができます。

・動作中、体幹とヒジ(上腕)を固定して、前腕のみを動かすようにすると上腕三頭筋に重点的に負荷をかけることができます。

また、手首もまっすぐに固定すると、ヒジを安定させ手動作を行うことができます。

・プレスダウンは様々なハンドルで行うことができます。ストレートバーのほか、カーブのついたEZバーやV字バーを使うと手首への負担を軽減することができます。

・また応用として、ロープハンドルを利用すると動作中、手の幅や向きを変えて行うことができます。ヒジを伸ばしていく際に前腕を回内する(手を開きながら、手のひらを下に向ける)と、三頭筋をより引き締めることができます。

・片手ハンドルも様々な向きで行うことができ、三頭筋をより重点的に刺激することができます。ヒジを完全に伸ばし、ゆっくりとコントロールした動作で行えるよう、中程度の重さで行うと効果的です。

 

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。