一般的に、クランチやリバースクランチなど体重を負荷とした腹筋種目は、15~25回程度が目安となります。
ただし近年の研究では、腹筋も同じ負荷・回数でトレーニングしていると(また、週3~6回の高頻度で行っている場合でも)進歩の停滞が起こり、筋力のアップが妨げられる可能性があることが示されています。
そのため腹筋も他の部位と同様に、頻度に関わらず負荷や回数に変化を加えることがもっとも重要とみられています。
例えば、週の最初のトレーニングではケーブルやマシン・プレートを持って負荷をかけて行うクランチを10~15回。
次のトレーニングでは、通常のクランチで中間の回数の15~25回。
その次はテンポを上げて、リズミカルな動作で25回以上。(スピードを上げて行うと、腹直筋:腹部正面の筋肉のほか、腹斜筋:わき腹の関与も大きくなったという報告もあります)
同じメニューを繰り返していると、(トレーニング開始当初は良いのですが)体は動作に慣れてしまい、十分な筋力が発揮されづらく(筋肉に効きづらく)なってきます。
メニューに少しずつ変化を加えることでマンネリを防ぎ、全体的に筋力をつけて、筋肉を細部までバランスよく鍛えていくことができます。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。