こんにちは、パーソナルトレーナーの佐藤公治です。
内転筋群(太ももの内側)は、骨盤から大腿骨(ヒザから上)に付着する恥骨筋・長内転筋・短内転筋・大内転筋と、脛骨(ヒザの下)に付着する細長い薄筋で構成されています。
内転筋群は、股関節を内転する(脚を内側へ閉じる)ほか、屈曲や伸展(脚を前後に振る)・内旋(太ももを内側に回す)・ヒザ関節の屈曲(ヒザを曲げる:薄筋のみ)などの動作に働いています。
太ももの内側は硬くなって、柔軟性が損なわれやすい部位。
内転筋群のストレッチを取り入れると太ももの内側部分が伸び、血行が促されて脚の疲労回復などの効果が見込めます。
内転筋は、座位または四つん這いになって脚を開き、軽く背筋を伸ばして股関節(太ももの付け根)から上体を前に倒していくと伸ばすことができます。
(ヒザを曲げるとヒザから上の内転筋群が、伸ばすと薄筋まで伸ばすことができます。とくにヒザを伸ばす場合は、片脚ずつ行うと姿勢を維持しやすくなります)
足の側面を床に向ける(ヒザが反らないよう、足裏をつけてもいいです)と集中して内転筋群が、つま先を上に向けると、内転筋のほかハムストリングス(太ももの裏側)もストレッチされてきます。
(急激に伸ばすとストレッチでも筋肉痛になるので、その時点での柔軟性に合わせて徐々に。20~30秒を目安に複数セット繰り返すと、だんだんと脚が開くようになってきます)
(↑パートナーストレッチの例。骨盤周辺のコンディションのチェックにも利用されます。ヒザを伸ばすと薄筋まで伸びて柔軟性がアップするほか、血流を促して脚の疲労をとることができます)
内転筋群は動かさないでいると硬くなりやすいですが、少しずつ行っていくと柔軟性が養われ、股関節の動きもスムーズになることが期待できます。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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