筋トレのアイソレーション種目とは、特定の筋肉を個別に・重点的に鍛えるエクササイズをいいます。(一つの関節のみが動くので、単関節種目とも呼ばれます)
反対に、ベーシック種目は複数の関節が関与し(そのため、複合種目とも呼ばれます)、より多くの筋肉が動員されるエクササイズとなります。
例えば、大胸筋のエクササイズだと、各種ベンチプレスやディップスがベーシック種目で、ダンベルフライ・ケーブルクロスオーバー・ペックデックがアイソレーション種目となります。
脚だと、各種スクワットやレッグプレスがベーシック種目で、レッグエクステンションやレッグカールなどがアイソレーション種目。
ヒップだと、ヒップリフト(ヒップスラスト)がベーシック種目で、アブダクターなどがアイソレーション種目となります。
肩だと、各種プレス系のエクササイズがベーシック種目で、ラテラル・フロント・ベントラテラル(リア)レイズがアイソレーション種目となります。
背中は、肩関節・肩甲骨の動きのほか、ヒジ関節の屈曲(曲げる)動作も加わるので、ほとんどのエクササイズがベーシック種目。ストレートアームプルダウンとバックエクステンションがアイソレーション種目になります。
筋トレメニューの組み方としては、初心者の方はまずベーシック種目を主体に。
複数の筋肉が動員されるので土台となる筋力・筋肉がつき、体のアウトライン(輪郭)が出来上がり、またエネルギーの消費も高くなるので引き締めにも効率的です。
そうして筋力がついて使用する重量が増えてきたら、分割法(全身を部位ごとに分けて、トレーニング日ごとに循環して鍛える方法)を用いて疲労の回復を図るようにします。
このとき、メニューの後半にアイソレーション種目を加えると、部位ごとにさらに追い込むことができ、細部にわたってカットをつけて仕上げることができます。
中~高重量のベーシック種目で体の基礎をつくって、中重量のアイソレーション種目で筋肉を細部まで整えるというのが、ボディメイクのための一般的なメニューの組み方となります。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。