【筋トレ&ストレッチ】パーソナルトレーナー佐藤公治 

NSCA認定パーソナルトレーナー、日本ストレッチング協会認定ストレッチングインストラクター。92年よりジム指導、自身も体脂肪率5%のダイエット経験があります。

【筋トレ】筋肉にカットをつけるアイソレーション種目とは

筋トレのアイソレーション種目とは、特定の筋肉を個別に・重点的に鍛えるエクササイズをいいます。(一つの関節のみが動くので、単関節種目とも呼ばれます)

 

反対に、ベーシック種目は複数の関節が関与し(そのため、複合種目とも呼ばれます)、より多くの筋肉が動員されるエクササイズとなります。

 

例えば、大胸筋のエクササイズだと、各種ベンチプレスやディップスがベーシック種目で、ダンベルフライ・ケーブルクロスオーバー・ペックデックがアイソレーション種目となります。

 

脚だと、各種スクワットやレッグプレスがベーシック種目で、レッグエクステンションやレッグカールなどがアイソレーション種目。

ヒップだと、ヒップリフト(ヒップスラスト)がベーシック種目で、アブダクターなどがアイソレーション種目となります。

 

肩だと、各種プレス系のエクササイズがベーシック種目で、ラテラル・フロント・ベントラテラル(リア)レイズがアイソレーション種目となります。

 

背中は、肩関節・肩甲骨の動きのほか、ヒジ関節の屈曲(曲げる)動作も加わるので、ほとんどのエクササイズがベーシック種目。ストレートアームプルダウンとバックエクステンションがアイソレーション種目になります。

 

筋トレメニューの組み方としては、初心者の方はまずベーシック種目を主体に。

複数の筋肉が動員されるので土台となる筋力・筋肉がつき、体のアウトライン(輪郭)が出来上がり、またエネルギーの消費も高くなるので引き締めにも効率的です。

 

そうして筋力がついて使用する重量が増えてきたら、分割法(全身を部位ごとに分けて、トレーニング日ごとに循環して鍛える方法)を用いて疲労の回復を図るようにします。

 

このとき、メニューの後半にアイソレーション種目を加えると、部位ごとにさらに追い込むことができ、細部にわたってカットをつけて仕上げることができます。

 

中~高重量のベーシック種目で体の基礎をつくって、中重量のアイソレーション種目で筋肉を細部まで整えるというのが、ボディメイクのための一般的なメニューの組み方となります。

 

 

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。