こんにちは、パーソナルトレーナーの佐藤公治です。
シーテッドニーアップ(ニートゥチェスト)で鍛えられる筋肉は、腹直筋下部(下腹)や股関節屈筋群(太ももの表側や付け根)などになります。
腹筋が鍛えられることで下腹部を引き締める、また骨盤のゆがみを整え姿勢を改善・腰痛を予防する、脚を上げる筋肉が鍛えられることで転倒を予防するなどの効果が期待できます。
腸腰筋は股関節前面にある深層部の筋肉で、腰椎(背骨の下部)から始まる大腰筋と、腸骨(骨盤)から始まり大腿骨(太ももの表)に付着する腸骨筋で構成され、股関節を屈曲する(脚を前方へ上げる)などの働きがあります。
(大腿四頭筋⦅太ももの表側⦆の一部である大腿直筋も、脚を上げる働きがあります)
ニーアップでは、スタート時に脚を胸のほうへ上げることで、これら股関節の屈筋群を鍛えることができます。
腹直筋(腹部正面、いわゆる腹筋)は、恥骨(骨盤)から肋軟骨(ろっ骨)に伸びる長い筋肉で、体幹部を屈曲する(上体を丸める)働きがあります。
シーテッドニーアップでは、脚(骨盤)を胸(ろっ骨)に近づけることで、腹直筋下部を鍛えることができます。(動作の終盤で上体を丸めて起こすことで上部も働きます)
シーテッドニーアップのやり方は、床やベンチに座って手を後方へつき、ヒザを軽く曲げて脚を床から浮かせます。
床もしくはベンチに座って手を腰の後ろにつき、手で体を支えながらバランスをとって腰を丸め、無理のない範囲で体を前後に伸ばします。
体を丸めてヒザを胸のほう(骨盤をろっ骨のほう)へ近づけ、繰り返します。
コツは、上体をまっすぐにして体を曲げるのではなく、上体を丸めながら脚と胸を近づけること。(これにより股関節前面だけでなく、腹直筋下部~上部も鍛えることができます)
腹筋は、種目や体力により15~25回(もしくはそれ以上)が目安。
シーテッドニーアップは、比較的強度が軽めな種目になるので、動作に慣れたら回数を多めにするのがおすすめ。
腹筋に焼けつくような感覚が得られ、脚を上げる筋力がつき歩きやすくなって、日常の動作が活発になりシェイプアップの効果も期待できます。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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