三角筋の働きと基本種目
三角筋(肩の筋肉)は、主に肩関節の屈曲(ものを頭上へ挙げる)動作に働きます。
三角筋の筋力・筋肉をつけるには、バーベルやスミスマシン(バーベルを固定したマシン)で行うショルダープレス、ダンベルプレスなどが効果的です。
三角筋の構造と鍛えられる部位
三角筋はその名のとおり、前部・中部(側面)・後部の3つの筋頭で構成されています。
ヒジを前に出して行うショルダープレスは主に三角筋の前部、ヒジを横に張り出して行うダンベルプレスでは肩関節の外転が起こり、中部の関与も大きくなってきます。
バーベルショルダープレスとダンベルプレスの中間ともいえるエクササイズが、アーノルドプレスです。
アーノルドプレスのやり方と効果
「アーノルドプレス」はダンベルプレスのバリエーションで、アーノルド・シュワルツェネッガーがボディビル時代に好んで行っていたことから、この名称で呼ばれています。
アーノルドプレスのやり方は、(ダンベルカールのフィニッシュのように)ヒジを曲げてダンベルを肩の前で、手のひらが自分のほうへ向くようにして構えます。
ここから息を吐いて、ゆるく弧を描くようにして手首を回しながら、ダンベルを頭上へ挙げていきます。
(フィニッシュは通常のダンベルプレスと同じく、手のひらが前方へ向くようになります)
コツは、つねに小指側が親指より高くなるようにして動作を行うこと。
ヒジを前に出したポジションから、横・外側へ回してダンベルを挙げていくことで、三角筋の前部・中部(やや後部も)刺激することができます。
動作がやや難しくなるので最初は軽めのダンベルで、背もたれのついたベンチに寄りかかって行うと、三角筋に負荷を集中しやすくなります。
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