【筋トレ&ダイエット】パーソナルトレーナー佐藤公治 

自身も体脂肪率5%を達成。「週1筋トレでウエスト-6cm!」「ストレッチで肩・腰がすっきり!」などのご感想をいただいています。

【三角筋(肩)の筋トレ】ショルダープレス

ショルダープレスは、上半身をまっすぐにしてバーベルを頭上へ挙げることで、主に三角筋(肩の筋肉)や上腕三頭筋(上腕の裏側、二の腕)を鍛えることができます。

 

ショルダープレスのやり方

・ショルダープレスは立位または座位で行うことができます。最初は背もたれのあるベンチを利用すると腰への負担が軽減でき、三角筋(肩)を重点的に鍛えることができます。

・スミスマシン(バーベルを固定したマシン)を利用すると、バランスに気をつかわずに動作を行うことができます。(ただし、動作を補助する筋肉群の働きは減少します)

バーベルで行う場合は、バーが肩のやや下にくるくらいにラックをセットします。

ベンチは背もたれの角度が垂直からやや後ろへ、ラックから無理なくバーベルを外し、ぶつからないようにセットします。

・バーを肩幅より少し広め、手のひらを前に向けて握ります。(親指はバーに巻き付けたほうが安全に行えます)

・息を吸って体幹に力を入れ、吐きながらバーベルをラックから外します。バーベルを胸の上部(肩の高さ)に構え、ふたたび息を吸って胸を張り背筋を伸ばします。

・視線を前方かやや上に向け、息を吐きながらバーベルを頭上へ挙げていきます。

・ヒジが伸び切る手前まで挙げていき、いったん静止して肩の筋肉を軽く引き締めるようにして力を入れます。

・息を吸ってゆっくりとバーベルを下ろし、胸の上部まできたら動作を切り替えて再び押し上げ、繰り返します。

 

・ショルダープレスで鍛えられる筋肉

 

三角筋(肩の筋肉)は肩を覆う筋肉で、鎖骨部・肩峰部・肩甲棘部(前部・中部⦅側面⦆・後部)の3つの筋頭で構成されています。

肩関節を屈曲・外旋する(腕を頭上に挙げる)ことで、主に三角筋(肩の筋肉)の前部と中部(側面)が鍛えられます。

また、棘上筋(肩の奥、ローテーターカフ:回旋筋腱板のひとつ)が動作を補助するのに働きます。

背中側では可動域全体で動作を行うのに、肩甲骨が上方回旋する(回転して上がる)ことで前鋸筋(ろっ骨の外側、わきの下)・僧帽筋の上部と下部(背中の上部・中央)・肩甲挙筋(首の横・奥)が関与します。

さらに、動作の終盤でヒジ関節を伸展する(伸ばす)ことで、上腕三頭筋(上腕の裏側、二の腕)も鍛えられます。

 

ショルダープレスの効果

ボディメイクでは丸みのある肩の筋肉をつくり、発達すると三角筋の3つの筋頭が見えるようになります。

スポーツでは腕を側方さらに頭上に挙げる動作、体操・水泳・テニス・バドミントン・バレーボール・バスケットボールなど、日常でも腕や荷物を頭上に持ち上げる際に役立ちます。

 

まとめ

・ショルダープレスでは頭上にバーベルを押し上げることで、主に三角筋(肩の筋肉)や上腕三頭筋(上腕の裏側、二の腕)などを鍛えることができます。

・バーベルショルダープレスは、胸の前から挙げるやり方と首の後ろから挙げるやり方があります。胸の前から挙げるほうが体幹がまっすぐに保たれ、より安全に重いウェイトを挙げることができます。

(ヒジを横に出して三角筋中部⦅側面⦆をより刺激したい場合は、ダンベルを利用して頭の横から挙げるようにすると効果的です)

・背中や肩関節に負担がかかりすぎないよう、バーベルはゆっくりとコントロールした動作で上げ下げするようにします。

(難易度はやや高くなりますが、立って行うとヒザを少し緩めることで、脚がクッションの役割を果たすことができます)

・ウェイトは重くしすぎないこと。背中が反りやすくまた大胸筋の上部に負荷が移るようになります。プレス系は比較的に少なめの回数で効果がありますが、6~10回は挙げられるウェイトを設定するようにします。

・プレス種目は、親指を他の4本指にそろえるやり方と、バーに巻き付けるやり方があります。親指をバーに巻き付けて握ったほうが、バーが滑り落ちるのを防ぎ安全に行うことができます。

三角筋のほか、僧帽筋の上部(首の付け根)も発達させるには、バーベルをできるだけ高く挙げるようにすると効果的です。

 

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。